Unifinity4.0 のリリース
平素より Unifinity Platform をご利用いただき誠にありがとうございます。
この度、当社では 2021年 4月23日 より、Unifinity Platform を アップデートし、「4.0」(正式バージョン番号は 4.2)をリリース致します。
多くのお客様からご要望いただいておりました「データ連携機能の強化」にフィーチャーしたメジャーアップデートとなり、各種サービスとの連携を容易にする『CData 連携機能』、Unifinity Platform 独自のデータベースとなる『UniBaaS DB』など、より実践的な業務改善アプリの高速開発に寄与するサービスが追加されます。
Unifinity4.0へのアップデートに伴い、【Unifinity Studio】のUIの変更や、【UniBaaS 企業管理者ライセンスの統合】など、従来のバージョン(3.9)からの仕様変更も実施致します。Unifinity Platform ご利用中のお客様にはご迷惑をおかけする部分もございますが、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。
本記事では Unifinity4.0 の新機能、および仕様変更に関するご案内を記載しておりますので是非ご一読ください。
Unifinity4.0 概要
本記事では以下についてご案内しております。
- Unifinity4.0 の新機能
- Unifinity4.0 からの仕様変更
- 「Ver 3.x(現行バージョン)」のサポートについて
1.Unifinity4.0 の新機能
【Unifinity Studio】ようこそ画面
Unifinity4.0より、【Unifinity Studio】起動時にはこのような画面が最初に表示されます。
これは従来のバージョンまでの課題の一つであった、「Unifinity Studio を起動した後に何をすればよいかを示して欲しい」というお客様のご要望により開発された機能となります。
この【ようこそ画面】ではプロジェクトの新規作成、作成プロジェクトの呼び出しを判別しやすい位置に配置した他、弊社提供のテンプレートアプリのダウンロード、展開のショートカットも行うことができ、素早くアプリ開発のスタートができるサポート機能となります
※画面は開発中のものです。
【Unifinity Studio】コントロールセット
Unifinity Studio に新たなコントロールセットが追加されます。
Ver 3.x ではボタン、テキストといったシンプルなコントロールのみの配置でしたが、Unifinity4.0 では従来のコントロールの他、「カメラ撮影」「日付選択」「データ送信」のように、入力と出力をセットにしたコントロールがプリセットとして追加されます。この新たなコントロールセットを配置すると、出力用の処理ロジックも自動で追加されるため、関連コントロールの配置や処理実装の手間が省ける他、カスタマイズも従来どおり【画面設計】【処理設計】から行えますので、さらなる開発効率向上に貢献します。
※画面は開発中のものです。
【Unifinity Studio】Excel インポート機能
3.x では『UniFormプラグイン』として提供していた「Excel インポート機能」が、Unifinity4.0 からは標準機能としてご利用いただけます。
使用方法は従来どおり、「帳票シート」と「定義シート」を Excel で作成し、Unifinity Studio から取り込みを行うことで、画面とコントロールが自動生成されます。
現業務で使用している帳票のアプリ化にお役立てください。
※『UniForm プラグイン』内で提供していた「UniForm サーバー」は廃止され、「UniBaaS DB」に統合を予定しております。
【Unifinity Studio】CData 連携機能追加
※本機能のご利用には別途ご契約が必要となります。
Unifinity4.0より、【Unifinity Studio】には CDataで作成した「データソース」の読み込み機能が追加されます。
CData はノーコードで REST API を生成可能なサービスで、Salesforce や Kintone との接続を容易にするデータ連携ソリューションです。 CData上 で作成した OData(Open Data Protocol)を Unifinity Studio から取得・読み込みを行うだけで、テーブル、ロジックが自動生成されます。
本機能はお客様からの「他サービスへの連携を容易にして欲しい」というご要望に応え、より柔軟なモバイル・アプリソリューションの開発に貢献します。
CData の概要については下記リンクをご参照ください。
https://www.cdata.com/jp/apiserver/
※画面は開発中のものです。
【Unifinity Studio】UniBaaS DB 連携機能追加
※本機能のご利用には別途ご契約が必要となります。
Unifinity Platform の独自サービスとして、『UniBaaS DB』をリリース致します。
『UniBaaS DB』とはクラウド上にスキーマレスデータベースを作成できるサービスで、データベース構造の設定を行うことなく、 JSON 形式のデータを送信するだけで登録が可能です。
Unifinity4.0 では専用の設定機能を設け、この設定を行うだけで通信ロジック(CRUD)が自動生成されます。
データ連携における「API の開発」からお客様を解放し、データ蓄積が可能な実践的なアプリを短期間で、かつノーコードで開発できるサービスとなります。
※画面は開発中のものです。
【Unifinity Studio】UAPアップロード機能
Unifinity4.0 の Unifinity Studio では UniBaaS への『UAPアップロード機能』が追加されます。
自身が作成したアプリが正しく動作するか、各デバイスでの検証を行う際の転送が容易になります。
Unifinity ポータル
UniBaaS 上に、Unifinity ポータル というウェブコンテンツを追加致します。
今回のリリースでは弊社製品のダウンロードリンクや、弊社提供のテンプレートアプリのダウンロード・自動展開を行える機能が含まれます。将来的にはお客様への有益な情報が集約されるスペースとなるよう、アップデートを継続していきます。
※URL は後日こちらに掲載致します。
※画面は開発中のものです。
2.Unifinity4.0 からの仕様変更
【Unifinity Studio】認証情報入力画面の追加
Unifinity4.0 から、Unifinity Studio にも認証画面が追加されます。認証画面は Unifinity4.0 の Unifinity Studio の初回起動時に表示されます。
これは今回の新機能、『CData 連携』や『UniBaaS DB』、『UAPアップロード機能』の使用にあたって必要な仕様となります。
そのため、Unifinity Studio のご利用にあたって、定期的なネットワーク接続が要求されます。
※画面は開発中のものです。
【UniBaaS】 認証ユーザーの統合
Unifinity4.0 のリリースに伴い、UniBaaS 専用のアカウントである「企業管理者」を廃止し、Unifinity Application Player と同様のユーザーライセンスに統合致します。
UniBaaS へのアクセスは「管理グループ」を新設し、「管理グループ」に所属するユーザーが UniBaaS にアクセス可能となります。「管理グループ」の設定は UniBaaS の【ユーザー管理画面】にて行います。
現在、「企業管理者」として登録されているユーザーアカウントは本仕様のリリースに伴い、弊社にてマイグレーションを行います。その際、「企業管理者」としてのみ登録されているアカウント(メールアドレス)に対してパスワードの初期設定用メールが配信されますので、メール内のURLからパスワードの初期設定を行っていただきますようお願い申し上げます。
ログ機能の変更
弊社が収集させていただいている製品の使用ログのについて、収集先が以下のように変更となります。
現行(Ver 3.x 以前):Google Analytics (Universal Analytics)
- 4ks84szofi.execute-api.us-east-1.amazonaws.com
- www.google-analytics.com
今後(Unifinity4.0 以降):BigQuery
- bigquery.googleapis.com
この仕様変更はトラブルシューティングやクラッシュレポートの収集において、Google Analytics では行えない、より広範かつ詳細なログを蓄積できるようにし、弊社製品のご利用時に発生した問題を速やかに解決する為の情報収集を目的としております。
普段のご使用には影響はないものですが、社内セキュリティ上、製品の通信先を確認する必要があるお客様は上記の通り変更がされる旨、ご承知おきください。
3.「Ver 3.x(現行バージョン)」のサポートについて
インストール
Unifinity4.0 をインストールしますと、既存の 3.x に上書きインストールされます。
UAP の互換性
Unifinity Studio Ver 3.x で開発されたアプリは Unifinity4.0 でも動作致しますのでご安心ください。
但し、Unifinity4.0 の Unifinity Studio で開発されたアプリのご使用には、Unifinity Application Player のアップデートが必要になります。
Ver 3.x のサポート
将来的に、Unifinity Platform Ver 3.x のサポートは終了となります。2021年3月現在、サポートは 2022年をもって終了を予定しております。時期が決定され次第、改めてご案内致します。
お客様にはご迷惑おかけしますが、可能な限りお早めに Unifinity4.0 のインストールをお願い申し上げます。