1. 概要
本記事では、Unifinity Platform で作成したアプリとハードウェア、デバイスとの連携について説明します。バーコードリーダーやRFIDリーダー、モバイルプリンタなどといった機器との併用をご検討中の方は是非ご一読ください。
2. 連携の方法
2.1. Bluetooth 連携を用いたキーボード入力を行う
2.1.1. OSの設定(iOS、Android、Windows)
各OS の設定メニューから接続の設定を行います。この設定作業に、Unifinity Platform の操作は必要ありません。
iOS の設定画面
Android の設定画面
Windows 10 の設定画面
デバイスの読み込みはご使用の周辺機器のマニュアルをご参照下さい。
2.1.2. 設定例
QRコードリーダーなどのデバイスの読み取り結果を文字情報としてUnifinity アプリに送信できます。
リーダーを使用する場合は「テキストコントロール」をアクティブにし、文字入力が可能な状態にします。リーダーがない場合にはカメラで読み取れるように、カメラ起動のボタンも配置しておくと良いでしょう。
テキストコントロールの右にQR撮影用カメラロジック起動ボタンを配置した例
2.1.3. 補足
連携を検討している周辺機器が Bluetooth に対応しているかの確認は周辺機器の通信インターフェース仕様をご確認下さい。
2.2. URLスキームを用いた連携
URLスキームとは、「https://unifinity.co.jp」のような URL のような形式で表現されているアドレスです。
この URLスキーム を利用して、Unifinity アプリから地図アプリやチャットアプリなど、デバイスにインストールされている他のアプリを呼び出すことが可能です。
2.2.1. デバイス内の他のアプリを呼び出す
2302_独自/アプリ呼び出し 記事に説明を記載しております。
呼び出したいアプリのURLスキームとなる値は各アプリのヘルプをご確認下さい。
2.2.2. 応用(パラメータつきURL)
アプリによって、URLスキームにパラメータを含め、詳細画面に遷移させることも可能です。
下の図は、「Google Map」アプリをインストール済みのデバイスに対して、位置情報のパラメータを指定して呼び出しています。
この処理を呼び出すボタンを画面内に配置し、実際の画面でタップすると Google Map が呼び出され、パラメータに記載された場所が表示されます。
サンプルの画像は 2021年10月現在の仕様に基づいた内容です。実際にご使用の際はご注意下さい。
2.3. COMポート対応の周辺機器と連携する
2.3.1. COMポート接続ロジック を使用する
COM ポートの通信設定に関するリファレンスは下記リンクをご参照下さい。
接続している周辺機器のポート番号の確認は Windows の「デバイスマネージャー」から確認できます。
2.3.1. 設定(ポート番号など)を処理として作成する
以下の図は「COMポート11」と「COMポート12」が通信を行った画面と処理設定例です。
補足
USB 経由でCOMポート-エミュレーションドライバとの連携に対応したデバイスであればUSB接続での連携も可能です。
参考:周辺機器との連携実績
Unifinity アプリと接続・連携を行った実績のある周辺機器は以下の記事にまとめていますので、併せてご参照下さい。