処理定義リストで選択しているロジックに格納されている処理が作業エリアに表示されます(①)。
ロジックは、実行する順番に応じて作業エリアに行を追加し、その行を選択してプロパティーエリアの[処理]ペインで処理の内容を定義していきます(②)。
ロジックコンポーネントの選択/パラメーターの入力が完了していないロジックは赤色で表示されます。
作業エリアの項目は、以下のとおりです。
項目 |
説明 |
---|---|
処理名 |
処理の名称です。プロパティーエリアの[処理]ペイン⇒[処理名]の内容が |
コンポーネント |
選択したロジックコンポーネントの名称です。プロパティーエリアの |
仕様 |
処理の仕様説明です。プロパティーエリアの[処理]ペイン⇒[仕様]の内容が |
プロパティーエリアの操作
プロパティーエリアの[処理]ペインでは、以下の操作を行います。
1) 処理名の入力
2) ロジックコンポーネントの選択
3) パラメーターの入力
処理名の入力
[処理名]に入力します。何も入力しない場合は“#+行番号”が自動出力されるので(①)、必要に応じてわかりやすい名称を変更します(②)。
ロジックコンポーネントの選択
[コンポーネント]をクリックしてツリーを展開し(①)、コンポーネント名を選択すると(②)、ロジックコンポーネントがセットされます。
また、セットされたロジックコンポーネントに応じて、プロパティーエリアの[処理]ペインに仕様入力用の項目([フォーム][コントロール]など)が追加されます。追加された項目はパラメーターの入力で使います。
【参考】ツリーの展開
[全開き]をクリックすると、ツリーがすべて展開されます。[全閉じ]をクリックすると、ツリーがすべて閉じられます。
【参考】ロジックコンポーネントの絞り込み
ロジックコンポーネントのツリーで、[検索]欄に名前などを入力すると、ツリーの絞り込みができます(部分一致)。
パラメーターの入力
ロジックコンポーネントの選択によって追加された項目でパラメーターを入力して、処理仕様を完成させます。下図の場合であれば、[フォーム]や[コントロール]で項目を選択していきます。
ロジックコンポーネントごとに、必要なパラメーターの種類や意味は異なります。詳細は、『ロジックリファレンス』を参照してください。
【参考】仕様説明の自動入力について
[自動]の背景色が青色になっているときは、仕様入力用の項目を指定すると、その内容が仕様説明に反映されます。手動で必要な修正を行うときは、[自動]をクリックしてOFF(背景色が青色になっていない状態)にしてください。
結果の引継ぎ
ロジックコンポーネントのパラメーターに、別のロジックコンポーネントの結果を使用することを「結果の引継ぎ」といいます。パラメーターを指定する際、[結果の引継ぎ]を選択し、結果を生成するロジックコンポーネントを指定します。
下図のロジックであれば、「テキストボックス」コントロールに入力した数字「100」が処理 No1「数量取得」で取得されます(①)。その結果を処理 No2「予備数加算」がロジックコンポーネント「加算」のパラメーターとして引き継いで「10」を加算し(②)、その結果「110」を処理 No3「発注数セット」がロジックコンポーネント「内容セット」のパラメーターとして引き継いで「ラベル」コントロールに表示しています(③)。
イベント発生物
イベントとは「対象のコントロールやフォームに対して、クリックやタップなど特定の動作を起こしたときに発生するもの」という意味です。
ロジックに紐づいているコントロールでイベントが発生した際、以下の情報を取得して処理に使用できます。
項目 |
説明 |
---|---|
テキスト |
コントロールの内容です。 |
名称 |
コントロールの名称です。 |
個別値1、個別値2 |
コントロール「表」や「カレンダー」の選択セル座標 |
ショートカットに追加
よく使うロジックコンポーネントのショートカットを作業エリア上部に追加できます。
作業エリアのロジックコンポーネントを選択し(①)、プロパティーエリアの[処理]ペイン⇒[ショートカットに追加]をクリックすると(②)、使用しているロジックコンポーネントのショートカットが追加されます。
【参考】ショートカットを削除するときは
削除するショートカットを右クリックし、メニューから[削除]を選択します。
【参考】ショートカットの使いかた
追加したショートカットをクリックすると、対応するロジックコンポーネントがセットされた行が新規に追加されます。
作業エリアの操作
作業エリアでは、以下の操作ができます。
- 空行の追加(新規)
- 空行の追加(挿入)
- 行の削除
- 行の並び順変更
- 行の編集
- コメントアウト/コメント解除
- フォントの色
空行の追加(新規)
作業エリア内で右クリックして、メニューから[新規]を選択すると、一覧の最後に空行が追加されます。
空行の追加(挿入)
挿入する位置の行を右クリックして、メニューから[挿入]を選択すると、選択行の上に空行が追加されます。
行の削除
削除する行を右クリックして、メニューから[削除]を選択します。
確認のメッセージ画面が表示されますので、[はい]をクリックすると選択行が削除されます。
※削除する行を選択し、TOPメニューの[編集]⇒[削除]を選択しても、同様に操作できます。
行の並び順変更
行をドラッグ&ドロップすると、並び順が変更されます。
行の編集
TOPメニューの[編集]で、行に対する以下の操作ができます。[編集]の詳細は、『基本操作:Unifinity Studio編』の「5. TOPメニューの説明」を参照してください。
- 元に戻す、やり直し
- 切り取り、コピー、貼り付け
また、行を右クリックして表示されるメニューでも同様に操作できます。
コメントアウト/コメント解除
処理が実行されないようにすることを「コメントアウト」、コメントアウトした処理を実行されるように戻すことを「コメント解除」といいます。
「無効」列にチェックを入れたロジックコンポーネントはコメントアウトされます。チェックを外すと、コメント解除されます。
※コメントアウト/コメント解除をする行を右クリックし、[コメントアウト]または[コメント解除]を選択しても、同様に操作できます。
フォントの色
フォントの色を変更する行を右クリックし、[フォントの色]を選択します。
「色の設定」画面が表示されますので、色を選択して[OK]をクリックします。
仕様説明の整形
ロジックコンポーネントの「仕様」欄は、インデントを付けられます。インデントを付けることで、制御文(IfとEndIfなど)の対応関係を把握しやすくなります。インデントは、設計書自動出力を行った際の「仕様」欄にも反映されます。
インデントの変更
インデントを変更する行を選択し、[右へ]または[左へ]をクリックすると、インデントの位置が変更されます。
インデントの初期化
インデントを初期化する行を選択して、[初期化]をクリックします。
インデントの一括整形
他からロジックをコピーしてきたときや、意図せずにインデントがずれたときに、正しいインデントにまとめて整形できます。
[一括整形]をクリックすると、制御文(IfとEndIfなど)の対応関係が自動的に判別され、正しいインデントに整形されます。