Unifinity Wizardでkintone連携機能を行う際の仕様について解説します。仕様については今後のUnifinity Wizardのバージョンアップで変更になる可能性があります。
kintone連携を行う方法については「【Unifinity Wizard】kintone連携機能を利用してアプリを作成する 」をご確認ください。
1.アプリの制約について
1.1.連携できるアプリ数について
モバイルアプリ1つにつき、連携先kintoneアプリは最大2つとなります。
2つのアプリと連携する場合は紐づけを行うためのキー項目が必要となります。詳細は「【Unifinity Wizard】kintone連携機能を利用してアプリを作成する」の「2つのアプリと連携する」をご確認ください。
1.2.スペースについて
ゲストスペース内に存在するアプリとは連携することはできません。
1.3.APIトークンについて
kintoneの接続情報を入力する際「APIトークン認証」を選択した場合は、下記の制約がございます。
- フィールドの「ユーザー選択」「組織選択」はインポートできません。
- フィールドの「ルックアップ」の項目を使用する場合は、ルックアップ元のアプリのAPIトークンも設定する必要があります。APIトークン欄にカンマ区切りでAPIトークンを追加設定してください。
ルックアップ元のアプリのAPIトークンが設定されていない項目は、「ルックアップ元を参照できません」となりインポートできません。 - 2アプリ連携の設定を行うことはできません。
2.フィールドについて
2.1.フィールドタイプについて
kintoneのフィールドタイプと設定の対応状況は下記の通りとなります。
kintoneフィールドタイプ |
Wizardで設定可能な 入力方式 |
取り込めるフィールドの設定 |
備考 |
文字列(1行) | テキストボックス リストボックス テンキー ログインユーザー取得 バーコード/QRコード プラスマイナスボタン マルバツボタン マスタ選択 |
初期値 | |
文字列(複数行) | テキストボックス テキストボックス(複数行) リストボックス テンキー ログインユーザー取得 バーコード/QRコード プラスマイナスボタン マルバツボタン マスタ選択 |
初期値 | |
数値 | テンキー バーコード/QRコード プラスマイナスボタン |
初期値 | |
リッチエディター | ※未対応 | ||
計算 | ※未対応 | ||
チェックボックス | 複数選択 |
項目と順番 初期値 |
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複数選択 | 複数選択 |
項目と順番 初期値 |
|
ラジオボタン | リストボックス |
項目と順番 初期値 |
|
ドロップダウン | リストボックス |
項目と順番 初期値 |
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日付 | カレンダー 現在日時取得 |
レコード登録時の日付を初期値にする ※アプリでデータを新規作成し、その入力画面を開いた際の時刻が自動設定されます。 |
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時刻 | 時刻テンキー 現在日時取得 |
レコード登録時の日付を初期値にする ※アプリでデータを新規作成し、その入力画面を開いた際の時刻が自動設定されます。 |
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日時 | カレンダー 時刻テンキー 現在日時取得 |
レコード登録時の日付を初期値にする ※アプリでデータを新規作成し、その入力画面を開いた際の時刻が自動設定されます。 |
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テーブル | ※テーブル内の項目をそれぞれ個別にインポート可能 | インポートできるテーブルは1つのみ連携が可能 | |
添付ファイル |
カメラ カメラ/フォルダ選択 カメラ/フォルダ選択/手書き |
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1フィールドにつき最新の1ファイルのみ連携が可能 ファイルは画像ファイル(JPEG,PNG形式)のみ対応 |
ラベル | ※未対応 | ||
スペース | ※未対応 | ||
罫線 | ※未対応 | ||
グループ | ※未対応 | ||
ユーザー選択 | ユーザー選択 | 初期値 | |
組織選択 | 組織選択 | 初期値 | |
グループ選択 | ※未対応 | ||
リンク | ※未対応 | ||
ルックアップ | ルックアップ |
ルックアップの「コピー元のフィールド」に設定しているフィールドは、「値の重複を禁止する」がONになっている必要があります |
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カテゴリー | ※未対応 | ||
ステータス | ※未対応 | ||
作業者 | ※未対応 | ||
関連レコード一覧 | ※未対応 |
3.データ同期について
Unifinity Wizardから生成されたモバイルアプリの一覧画面右上にある「同期」ボタンで、kintoneとモバイルアプリのデータの同期が行えます。また、オンラインの場合は一覧画面表示時や、データの登録・編集時等には自動で通信が行われます。
データの同期については下記の仕様となります。
3.1.データ取得範囲
各一覧画面でのデータ取得範囲は下記となります
一覧画面の種類 | タイミング | 同期内容 |
カレンダー画面 | 「同期」ボタン押下時 | 「現在表示している月の前月の月初」~「現在表示している月の次月の月末」までのレコードを全て取得。 |
検索画面 | 「同期」ボタン押下時 | 更新日の降順でレコードを50件取得。「次の50件を取得」ボタンを押下するたびに追加でレコードを50件取得。 |
「検索」ボタン押下時 |
キーワードが含まれるレコードを50件取得。「次の50件を取得」ボタンを押下するたびに追加でレコードを50件取得。 データ検索の仕様については「検索キーワード入力時の注意事項(kintoneヘルプ)」をご確認ください。 |
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カードの長押し時 |
該当レコードのみ再取得。 |
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検索画面 | 「同期」ボタン押下時 | 更新日の降順でレコードを50件取得。「次の50件を取得」ボタンを押下するたびに追加でレコードを50件取得。 |
カードの長押し時 |
該当レコードのみ再取得。 |
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メニュー画面 | 「同期」ボタン押下時 |
更新日の降順でレコードを50件取得。 |
「バーコード」読み取り時 |
読み取った内容に一致するレコードを取得。 |
3.2.データの更新方法
モバイルアプリで変更したデータを同期した場合、更新されるレコードのデータは全て「後勝ち」となります。