プレビュー画面
①アプリ設定中は画面右側にアプリのプレビューイメージがリアルタイムに表示されます。設定した内容がどのようにアプリに反映されるかを確認しながら作業できるため、よりイメージに近いアプリを簡単に作成することができます。
②プレビューイメージに表示する画面を切り替えることが出来ます。アプリを設定していくと、その設定内容に応じて「一覧」「詳細」「入力」「確認」の画面がそれぞれ生成されていきます。
画面パターンの選択
アプリの作成を開始すると、最初に「画面パターンの選択」画面が表示されます。
①アプリの各画面の設定を行います。一覧画面の数や種類、詳細画面の種類を設定できます。詳細画面が「工程」の場合は現場情報入力画面数の増減も可能です。
②入力項目の設定画面に進みます。
1.入力項目の登録
1.1.入力項目設定画面の説明
①入力項目の名称を設定します。
②項目の順序を入れ替えます。
③新しい項目を挿入します。
④項目を削除します。
⑤次の画面に進みます。
なお、「おまかせ設定でいますぐアプリを作成する」を使用した場合は、入力方式などの各設定が自動で設定され、アプリ作成画面まで自動で進めることができます。
1.1.1.入力項目設定画面の操作
①アプリで入力したい項目をすべて登録します。
すでに運用されている帳票などがある場合、その項目を転記します。
②完成アプリイメージのように、登録した項目がアプリの入力画面にセットされます。
1.2.入力方法設定画面の説明
①『入力項目設定画面』で設定した項目が表示されます。
②入力方法と必須入力かどうかの選択します。
③前の画面に戻ります。
④次の画面に進みます。
⑤設定済みの画面に移動します。
1.2.1.入力方法の設定
①『入力項目設定画面』で登録した各項目をアプリでどのように入力するかを設定します。項目名を元に自動で入力方式の初期値が設定されます。
②完成アプリイメージのように、各項目に入力エリアが設置されます。
1.2.2.Unifinity で行える入力方法
テキストボックス |
テキストボックスにキーボード入力を行います |
テキストボックス(複数行) |
テキストボックスにキーボード入力を行います。複数行のテキストを入力できます。 |
カメラ |
デバイスのカメラを立ち上げ、撮影結果を入力します。 |
フォルダ選択 |
デバイスのローカルフォルダからファイルを選択して添付します。 |
リストボックス |
リストボックス形式で選択肢を表示します。 |
カレンダー |
カレンダーを表示して選択した日付を入力します。 |
テンキー |
テンキーを表示して選択した数値を入力します。 |
時刻テンキー |
時刻用のテンキーを表示して選択した時刻を入力します。 |
ログインユーザー取得 |
ログイン中のUnifinityユーザー情報(メールアドレス等)を取得して自動で入力します。 |
現在日時取得 |
現在の年月日時分秒を取得して自動で入力します。 |
バーコード/QRコード |
デバイスのカメラを立ち上げ、読み取ったバーコード/QRコードの値を入力します。 |
プラスマイナスボタン |
数値をプラスマイナスで調整して結果を入力します。 |
マルバツボタン |
マルバツの切り替えボタンで合不合を入力します。 |
マスタ選択 |
CSVファイルを読み込むことで、その内容を選択肢として入力します。 |
マスタ参照 |
「マスタ選択」で入力された内容に応じて対応する値を自動入力します。 |
手書き |
手書きビューを表示し、手書き入力された画像データを入力します。 |
自動 |
IDなどを自動で附番します。 |
1.2.3.入力方法補足:リストボックスについて
「入力方法」から「リストボックス」を選択した場合はアプリ使用時の選択肢を設定する入力フォームが表示されます。
アプリで入力する際に必要となる選択肢を図のように1行単位で入力して下さい。
1.2.4.入力方法補足:マスタ選択について
①選択肢として使用するCSVファイルを指定します。CSVファイルの文字コードはUTF-8で1行目には項目名が設定されている必要があります。
②次の画面に進みます。
①登録したCSVファイルのうち、選択肢に使用する項目を選択します。
②マスタ選択の設定を完了します。
1.2.5.入力方法補足:マスタ参照について
①参照先にする「マスタ選択」の項目を選択します。
②次の画面に進みます。
①参照先の「マスタ選択」が入力された際に、「マスタ選択」に設定されているCSVのどの項目を「マスタ参照」に表示するかを選択します。
②マスタ参照の設定を完了します。
2.作業手順の設定
2.1.基本情報設定画面
「基本情報」とは現場で作業を開始する前にあらかじめ登録しておく必要がある情報を指します。
例えば、製造日報アプリにおける生産計画にかかわる情報や、点検チェックアプリにおける点検予定にかかわる情報などが考えられます。
Unifinity Wizard では、あらかじめ登録する「基本情報」と現場で入力する「現場情報」で入力画面がわかれます。
①『入力項目設定画面』で設定した項目が表示されます。
②「基本情報」(アプリを使用するために必要となる事前情報)として扱う場合はチェックを入れます。
③前の画面に戻ります。
④次の画面に進みます。
⑤設定済みの画面に移動します。
2.2.作業工程設定画面
①「工程」を削除します。
②「工程」を追加します。
③作成した「工程」が表示されます。
作成した「工程」の数分、画面が生成されます。
④『入力項目設定画面』で設定した項目が表示されます。入力を行う「工程」を選択します。
⑤前の画面に戻ります。
⑥次の画面に進みます。
⑦設定済みの画面に移動します。
2.2.1.作業工程の設定
①工程の数だけ現場情報入力画面が分割されます。
Unifinity Wizardでは工程は最大8つまで登録できます。
②9以上の工程(入力画面)が必要な場合は、Unifinity Studioを活用してカスタマイズしてください。
2以上の工程を設定すると、工程の進捗を示す以下のような一覧画面が入力画面の手前に自動的に挿入されます。
2.3.繰り返し作業・履歴設定画面
繰り返し作業・履歴とは一度の作業で複数回の入力が必要になる項目を指します。
例えば、一度の点検作業で複数枚の写真を撮影し、それぞれにコメントを記載する場合などに設定します。
①『入力項目設定画面』で設定した項目が表示されます。
②一度の作業で複数回の入力が行われる項目となる場合はチェックを入れます。
③前の画面に戻ります。
④次の画面に進みます。
⑤設定済みの画面に移動します。
2.3.1.繰り返し作業・履歴の設定
①実際の業務で、繰り返し入力が生じる項目に対してチェックを入れます。
②繰り返し設定を行うと、完成アプリイメージのように入力欄がリスト形式になり、プラスボタンで入力欄を追加できるようになります。
3.アプリ画面の設定
3.1.一覧画面設定画面
『一覧画面』とは現場で作業をする方が、実施する必要がある作業を確認したり探したりするための画面を指します。
例えば、点検の計画があらかじめ決まっている場合、カレンダー上に点検の予定を表示することでその日の予定を簡単に見つけることができます。
①画面名を設定します。
②業務に合った画面パターンを選択します。
③実際のアプリ使用時に、検索(フィルタリング)したい項目を設定します。
④アプリがデータを同期する際のフィルタを設定します。
⑤表示する「基本情報」を設定します。
⑥一覧画面を追加します
※最大3つまで設定できます。
⑦前の画面に戻ります。
⑧次の画面に進みます。
⑨設定済みの画面に移動します。
「フィルタ条件を編集する」を押下した際は、アプリがデータを同期する際のフィルタを設定できます。必要なデータのみをダウンロードするように設定することで、不要なデータをアプリには表示しないようにしたり、ユーザーに関係あるデータのみを表示するようにできます。
条件が複数ある場合は「and条件」となります。
①フィルタ対象となる項目名を選択します。
②フィルタ対象と比較するための内容を選択します。「(テキスト入力)」を選択することで、任意の文字列を入力することもできます。
③項目と内容を比較する際の条件を「等しい」「含む」「含まない」から選択します。
④フィルタ条件を追加します。
※kintoneと連携している場合、文字列のフィルタはkintoneの検索仕様に準じます。検索仕様の詳細については「データを検索する(kintoneヘルプ)」をご確認ください。
3.1.1.一覧画面の設定
①画面のパターンや表示項目を設定できます。表示項目は上で設定した基本情報の中から選択します。
②設定した項目が一覧画面上の見出しとして表示されるようになります。
③作成した一覧画面はボトムナビにリンクが生成されます。
3.1.2.メニュー画面の設定について
画面パターンが「メニューボタン」の場合は、そのボタンを選択した際の挙動を設定することが出来ます。ボタンは最大3つまで設定することが出来ます。
ボタンの遷移先を「詳細画面」「現場情報入力画面」に設定した場合は、遷移先のデータを特定するための条件を追加で設定することが出来ます。
①ボタンに表示する文言を設定します。
②ボタンを選択した際の画面遷移先を設定します。「基本情報入力画面」「詳細画面」「現場情報入力画面」から選択できます。「詳細画面」「現場情報入力画面」を選択した場合は③~⑤で詳細な設定を行うことが出来ます。
③「遷移先」が「詳細画面」「現場情報入力画面」の場合に設定します。どのデータを検索キーワードとして使い、遷移先を特定するかを設定します。下記の中から1つ選択します。
- テキスト入力:ダイアログが表示され、入力内容に部分一致するデータを使います。
- バーコード:バーコード/QR読み取り画面が起動し、読み取った内容に部分一致するデータを使います。
- 日付:アプリ画面上で設定した日付に一致するデータを使います。
- ユーザー&日付:ログインしているユーザー名と、アプリ画面上で設定した日付の両方に一致するデータを使います。
④検索キーワードをどの項目から検索するかを選択します。
⑤検索した結果、複数のデータが見つかった場合に、どのデータを採用するかの手がかりとするために画面に表示する項目名を選択します。
3.2.詳細画面設定画面
①画面名を設定します
②用途に応じた画面パターンを選択します
③「リスト形式で表示」を選択した場合は、画面に表示する項目数、内容を設定します。
④前の画面に戻ります。
⑤次の画面に進みます。
⑥設定済みの画面に移動します。
3.3.入力画面設定画面
①設定した画面名が表示されます。
この画面で編集も可能です。
②設定した画面パターン(「通常入力」か「リスト入力」のいずれか)が表示されます。
③設定した入力項目が表示されます
④最初の入力画面の項目編集は『基本情報設定画面』に遷移します。
⑤2つ目以降の入力画面の項目編集は『作業工程設定画面』に遷移します。
⑥前の画面に戻ります。
⑦次の画面に進みます。
⑧設定済みの画面に移動します。
4.アプリ生成確認画面
4.1.アプリ生成確認画面
①(Unifinity Application Player の認証情報です)
②アプリの配信先グループを設定します。設定内容は生成されたアプリの配信対象グループとして設定されます。詳しくは「2. UniBaaSを利用した配布」「4. 配信ファイルの管理」もご覧ください。
③配信されるアプリ名を設定します。
④配信されるアプリのアイコン画像を設定します。設定が無い場合はデフォルトのアイコンとなります。
⑤サンプルデータが含まれた状態のアプリを生成する場合はチェックを入れます。
⑥チェックを入れると、アプリから送信されたデータを確認するアプリが別途生成されます。
⑦前の画面に戻ります。
⑧確認画面が表示されます(アプリ生成はまだ始まりません)。
⑨画面内の注意事項について「同意する」にチェックを入れます。
※チェックを入れないとアプリの生成が行えません。
⑩アプリの生成が開始されます。
※アプリの生成はクラウド上で行われます。ローカルには保存されませんのでご注意下さい。
※アプリの生成は以下のサーバへの通信を行います。Unifinity Wizardをお使い頂く環境では下記サーバーへのアクセス許可をお願い致します。
- Unifinity Wizard API サーバー
- 接続先:unicloud.unifinity.app
- プロトコル:TCP
- ポート:443
5.生成されたアプリの確認
5.1.生成されたアプリについて
アプリ生成を実行すると、以下のファイルが生成され、UniBaaS 上に配置されます。
- アプリ (UAP ファイル)
- 設計書 (Excel ファイル)
- プロジェクト一式 (UFPZ ファイル)
※ファイル名はいずれも拡張子の前に生成したアプリ名が適用されています。
ご使用の Unifinity Application Player のユーザーIDにメールアドレスを使用している場合は設計書が添付されたメールが届きます。
ユーザーIDにメールアドレスを使用していない場合は UniBaaS のメニュー「配信ファイル管理」をご確認下さい。
6.アプリの実行
6.1.作成したアプリを実行する
作成したアプリの実行については下記をご参照下さい。
7.設計書の確認
7.1.Unifinity Wizard が生成する設計書について
設計書には UnifinityWizard で行った設定が、実際に生成された画面、DBの情報として出力されます。設定した内容に誤りがないかの確認や、情報共有の手段としてご活用下さい。
出力された設計書に、運用に必要となる独自の情報やカスタマイズしたい内容を追記し、開発依頼用のドキュメントとしてご利用頂くことも可能です。その場合は編集を行った設計書を見積り依頼ページに添付してください。
設計書が出力される場所
アプリ生成と同時に行われ、 UniBaaS上に出力されます。
設計書の構成
下記表をご参照下さい。「プロジェクト情報」とはアプリのユーザーやネットワーク設定など、実際の運用に必要な情報を記載する用途としてご利用下さい。
1 |
表紙 |
自動出力 |
ドキュメント概要 |
2 |
アプリの全体像 |
中表紙 |
|
3 |
プロジェクト情報 |
||
4 |
システム構成 |
○ |
|
5 |
画面一覧 |
○ |
|
6 |
テーブル一覧 |
○ |
|
7 |
画面詳細 |
中表紙 |
|
8 |
メニュー |
○ |
|
9 |
一覧画面 |
○ |
設定内容に応じて1~3画面分 |
10 |
詳細画面 |
○ |
|
11 |
入力画面 |
○ |
設定内容に応じて1~9画面分 |
12 |
出力画面 |
○ |
|
13 |
データ詳細 |
中表紙 |
|
14 |
トランザクションデータ(基本データ) |
○ |
|
15 |
トランザクションデータ(現場データ) |
○ |
|
18 |
設定情報 |
○ |
ジェネレーター出力用JSONオブジェクト |
補足
設計書内の文言には Excel 関数が設定されており、一箇所を変更すれば各シートの同情報が更新されるようになっています。