画面/コントロールとテーブルの間で、一時的にデータを格納する役割を担う内部テーブルを「データセット」といいます。データセットは、実行時に自動生成されます。
コントロール/テーブル間のデータセット
コントロールのプロパティーで表示内容の取得先に「テーブル」を指定すると、コントロールごとにデータセットが自動生成され、コントロール/テーブル間のデータのやり取りが仲介されます。
画面/テーブル間のデータセット
画面設計ファイルのプロパティーで表示内容の取得先に「テーブル」を指定し、コントロール(テキストなど)のプロパティーで表示内容の取得先に「フォーム」を指定すると、画面用データセットが自動生成され、1つのデータセットを複数のコントロールで利用できるようになります。
データセットは、テーブルから処理対象となるレコードをキャッシュするとともに、現在位置を管理します。各種コントロールの操作は、データセットの現在位置が指し示す現在行に対して行われます。
【参考】フォームデータセットの実行順序
画面起動時は、下図のような順序で処理が実行されます。
データセットの「フォーム」を選択してデータベースと紐づけされたコントロールは、画面起動時にデータセットが適用され、データベースの内容が表示されます。表示される内容にフィルターなどを実施したい場合は、その画面の「オープン時処理」でフィルターなどのDB操作ロジックを実行することで実現できます。
上記を応用することで、遷移元の画面で検索条件を入力し、遷移先の画面の「オープン時処理」で遷移元画面のパラメーターを使ってフィルターをすることで、画面遷移とフィルターを実装できます。