1.概要
Unifinityアプリケーションは、音声を再生することができます。
この記事では、インターネット経由で取得した音声ファイルや、リソース登録した音声を再生する方法を解説します。以下のようなケースに対応できますので、ぜひご覧ください。
- インターネットからダウンロードした音声ファイルを再生したい
- リソースに定義した音声ファイルを再生したい
解説で使用しているサンプルプロジェクトは、以下よりダウンロードすることができます。ぜひご活用ください。
2.実装方法(重点事項のみ解説)
2-1.画面の作成
以下の要領で新規に画面を作成し、その中にボタンを配置します。
①ボタン
2-2.ダウンロードロジックの作成
ダウンロードに使用するロジックを作成し、登録します。
ダウンロードに使用するロジックは以下となります
#1 ネットワークからファイルをダウンロードするロジックです。
音声ファイルのURIに対してHTTP通信を行い、ファイルをダウンロードします。
ダウンロードされたファイルは、「ダウンロード.mp3」としてアプリ領域に保存されます。
#2 音声ファイルを再生します。再生処理に「ダウンロード」と名前をつけて、上記#1で取得した「ダウンロード.mp3」をファイル名に指定して再生します。
作成したロジックは「ダウンロード」ボタンに登録してください。
2-3.リソース呼出しロジックの作成
リソース音声を呼び出すためのロジックを作成し、ボタンに設定します。あらかじめリソースに音声を登録しておく必要があります。
リソース音声は、「プロパティー」>「リソース」から「キーワード」を設定して登録します。キーワードは、リソースを呼び出す場合に使用します。
リソース読込に使用するロジックは以下となります。
#1 リソースから音声を呼出します。再生処理に「リソース」と名前をつけて、「リソースKEY」パラメーターに、先ほど設定したキーワードを指定します。
作成したロジックは「リソース」ボタンに登録してください。
2-4.再生停止ロジックの作成
再生中の音声はファイルの最後まで再生されるか、「デバイス/サウンド停止」ロジックで再生を停止させるまで終わらないため、別途ボタンから再生停止のロジックを実装します。
再生の停止に使用するロジックは以下となります。
#1再生中のサウンドを停止します。2-2の#2「デバイス/サウンド再生」ロジックの名前として設定した「ダウンロード」を指定します。
#2再生中のサウンドを停止します。2-3の#1「デバイス/サウンド再生」ロジックの名前として設定した「リソース」を指定します。
作成したロジックは「音声停止」ボタンに登録してください。
以上で音声を再生する設定は完了です。
メニューアイコンの「実行」ボタンからアプリを実行して正しく動作するか確認してみましょう。
各ボタンを押して、音声が再生されたら成功です。