1.概要
Unifinityアプリケーションは、PDFを呼び出して表示させることができます。この記事では、インターネット経由で取得したPDFファイルや、リソース登録したPDFを表示させる方法を解説します。
以下のようなケースに対応できますので、ぜひご覧ください。
- インターネットからダウンロードしたPDFファイルを表示したい
- リソースに定義したPDFファイルを表示したい
解説で使用しているサンプルプロジェクトは、以下よりダウンロードすることができます。ぜひご活用ください。
2.動作イメージ
3.実装方法(重点事項のみ解説)
3-1.画面の作成
以下の要領で新規に画面を作成し、その中にボタンを配置します。
①ボタン
3-2.ダウンロードロジックの作成
ダウンロードに使用するロジックを作成し、ダウンロードボタンにロジックを登録します。
ダウンロードに使用するロジックは以下となります
#1 ネットワークからファイルをダウンロードするロジックです。
PDFファイルのURIに対してHTTP通信を行い、ファイルをダウンロードします。
ダウンロードされたファイルは、「ダウンロード.pdf」としてアプリ領域に保存されます。
#2 PDFファイルを表示します。上記#1で取得した「ダウンロード.pdf」をファイル名に指定して表示します。
3-3.リソース呼出しロジックの作成
リソースPDFを呼び出すためのロジックを作成し、ボタンに設定します。これにはあらかじめリソースにPDFを登録しておく必要があります。
リソースPDFは、「プロパティー」>「リソース」から「キーワード」を設定して登録します。キーワードは、リソースを呼び出す場合に使用します。
リソース読込に使用するロジックは以下となります。
#1 リソースからPDFを呼出します。「リソースKEY」パラメーターに、先ほど設定したキーワードを指定します。
以上でPDFを表示する設定は完了です。
メニューアイコンの「実行」ボタンからアプリを実行して正しく動作するか確認してみましょう。
各ボタンを押して、画面にPDFファイルが表示されたら成功です。