1.概要
UnifinityアプリからKintoneに、REST APIを使って接続する方法をご紹介します。
このサンプルプロジェクトでは、JSON形式のレコードを1件取得するGETメソッドを使っています。
解説で使用しているサンプルプロジェクトを以下よりダウンロードすることができます。ぜひご活用ください。
2.動作イメージ
3.実装方法(重点事項のみ解説)
3-1.画面の作成
新規に画面を作成し、必要なコントロールを配置します。
①ラベル
入力が必要な、各パラメータ名を示すコントロールです。
②テキスト
②-1 「①ラベル」に対応した、各パラメータを入力するコントロールです。
②-2 JSON形式の取得結果を表示するコントロールです。
③ボタン
Kintone REST APIを呼ぶためのロジックを実行するコントロールです。
3-2.ロジックの実装
3-2-1.Kintone RESTロジック
メイン画面の「②-1テキスト」は、次のように使用します。
入力値 | 用途 |
---|---|
サブドメイン |
ロジックで文字列を連結し、接続先URLとする。 https://(サブドメイン).cybozu.com/k/v1/record.json |
ログイン名 | ログイン名とパスワードを「:」(colon)で連結し、ディクショナリーに 変換してGETメソッドで使用。 |
パスワード | |
app | GETメソッドのキーとして使用。 |
id | GETメソッドのキーとして使用。 |
処理ロジックは、次のとおりです。
「10.Base64エンコード」処理では、文字列関数を使って、連結したログイン名とパスワードをエンコードします。
続いて、エンコード処理した文字列を「11.認証文字列」処理で認証文字列の後ろに連結します。
そして、この文字列をもとにディクショナリーを作成します。
これでREST APIに必要なパラメータが揃ったので、コンポーネントに「ネットワーク」の「GET3」を設定し、GET送信します。文字コード等の指定は、図のとおりです。
3-3.画面からのロジック呼び出し
メイン画面の「③ボタン」に、「3-2-1.Kintone RESTロジック」を「実行処理」として設定します。
以上で実装は完了です。